腕時計シェアリング事業「トケマッチ」を運営していた合同会社ネオリバースが、1月末をもって解散すると突如発表し、利用者を中心に同様が広がっている。
トケマッチは、高級腕時計を所有しているが普段あまり付けないユーザーと、高価な高級時計をレンタルしたいユーザーをマッチングさせるサービスとして注目されていました。
預ける側のユーザーは時計の評価額に応じた預託使用料を受け取り、借りる側は評価額に応じたレンタル料金を支払う仕組みで、トケマッチ側はその差額を儲けとしていました。
しかし、このサービスには疑惑の視線も多く、借り手側のレンタル料が高めに設定されている一方で、預けている側の利回りが良すぎるといった点が逆に怪しさを創出していました。
また、腕時計を預けてしまった人々にとっては、果たしてちゃんと戻ってくるのかどうかが大きな懸案事項となっています。
ネオリバースは、預かっていた腕時計については、書面及びメールにて返却要請をするとしています。一方、預けていたユーザーに対しては、順次時計を返却するとアナウンスしていますが、明確な返却日については回答できかねるとしています。
HPでは6カ月を目安に腕時計を返すとされたが、所有者でつくるグループがまとめたところでは、10日現在で少なくとも約730本（計16億円相当）が返却されていないという。
